ひきこもれ 吉本隆明著
- 2025年4月30日
- 書籍紹介
著者本人がひきこもりに近い生き方をされていたようだ。ひきこもることで分断されないひとかたまりの時間を持てるんだからいいじゃないか、、、という話から始まる本書。引きこもっている人を引っ張り出そうとはしないが、そういう人に合った仕事をなるべく早く見つけるほうがいいとアドバイスする。それは仕事には経験の蓄積がものをいうから。人を満足させる仕事には熟練が必要であり、また熟練するほど賃金も良くなる(p.127)個人的に興味を引いた文章は『年を取るほどに、生命に対してケチ臭くなる(p.112)』、、、かもね。