『服薬と腸内細菌叢の関係』に関する日本人データ
- 2024年2月22日
- 論文紹介
4198名、759種類の薬に関して糞便を用いて細菌叢をメタゲノム解析している。抗菌薬だけでなく、プロトンポンプ阻害薬PPIや糖尿病治療薬AGI、下剤osmotic laxativesは大きく腸内細菌叢に影響し、薬剤耐性遺伝子AGIにも影響があった。服薬の中止で細菌叢が回復することから、不必要な投薬を控える努力が必要。ちなみにPPI投与の70%は過剰投与という報告もある。本論文は日経新聞で扱われていたので探し出して読んでみたが、論文の主旨と新聞での扱われ方がビミョウにずれていた。
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