レカネマブのPhase 3 trial
- 2024年4月8日
- 論文紹介
メディアでも取り上げられていたのでずっと気になっていたデータをようやくチェック。認知機能検査のCDR-SB scoreを見ると、レカネマブ非接種だと認知機能が1.66落ちていたが、レカネマブ接種だとそれが1.21で済んだという結果(-0.45)。どちらも悪化しているがレカネマブを摂取したほうが悪化が少なかった。0.45 / 1.66という“比”で眺めると27%の悪化抑制率ということになるが、このスコアは0~18で表すので、悪化率の“差”で眺めると1.66 / 18 – 1.21 / 18 = 0.025となり2.5%の悪化抑制率となる。メディア受けのいいのはいつも“比”という真実は揺るがない。
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https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36449413/