肉まんを新大阪で 平松洋子著
- 2025年4月19日
- 書籍紹介
「肉まんと書いてる時点で大阪人ではない」と大阪人は判断する(大阪では豚まん)。いや~~、こんなに食にまつわるエッセイ尽くしは初めて。なんと76篇全てが食に関わる。最初の10篇くらいでなんとなくお腹がいっぱいになってくるのがフ・シ・ギ。「断食帰り」というエッセイの中で、「私の身体は頭がいい」というのは内田樹氏が言った言葉というくだりがある。でも内田氏の「私の身体は頭がいい」という本のタイトルは橋本治さんからパクったと“あとがき”に書いてあり、実際、橋本治氏の「「わからない」という方法」という本の“あとがき”に「私の身体は頭がいい」という文章が出てくる、、、というつながりがわかるとスッキリする。