こんなとき私はどうしてきたか 中井久夫著
- 2025年7月21日
- 書籍紹介
「診断とは、治療のための仮説です。最後まで仮説です。「宣告」ではない。p.012」「神田橋條治先生は、「ほお」というのを500種類出せるっていうんですよ。p.045」「目は威圧力がありますから、患者さんにはなるべく正面から向かっていかない。p.070」「声の調子は患者さんにとって、考えられないくらい重要です。聴覚は警戒感覚ですから。p.071」「初診のときにていねいに手を抜かずに診ておいた患者は、初診の方が長引いても待ってくれます。p.075」「診察を終えて診療室を出る患者の顔を待合室の人はよーく見ていますよ。p.075」精神医療のみならず他領域の医療従事者にも刺さる言葉や考え方があふれ出る。