二度ジップラインzip lineを経験した。一度目はアスレチックと組み合わさったもので、木と木をロープなどでつないだところを散々渡った後にジップラインに到達する。強烈な記憶として残っているのはアスレチックのほうだ。かなり高いところにロープが張られているうえに、あえて不安定に作られているので揺れまくる。落ちないようにロープにしがみつくので、汗だくだ。もちろんロープと並行してワイヤーケーブルがあって、それにつながっているので落ちることはない。でも落ちたくないのでTシャツやデニムが汗で濡れていくのをうっすら感じながら進んだ。その後のジップラインは休憩、安息の場である。でもあっという間。100メートルほど涼しい風を感じながら滑り落ちると次なるアスレチックが待ち構えていた。 

　二度目のジップラインはアスレチックのないもので、ジップライン3本を滑り落ちるだけのアトラクション。最初の2本は150メートルほどの長さで普通だが、最後は1700メートルという想像を絶する長さで、スピードもMAX110キロほどになるものだった。ワイヤーは二本並行して用意されているので、二人で楽しめるのもよかった。私は家内の動画を取るために身体をねじって撮影していたためにグルグル回る羽目になったが、、、

　ところでジップラインをどうしてジップというのかご存じだろうか？このジップは英語でzipと書くが、いわゆる擬態語である。ワイヤーケーブルにプーリーという滑車の付いたものを乗せながら降りていくのだが、そのときの音がジーーーーーっと聞こえる。それをジップと表現している。デニムなんかのジッパーzipperも開閉のときにジーと音がするのでその名がつけられた。ジップラインもジッパーも同じ音の仲間ということになるわけだ。ちなみにジッパーのことを昭和のおじさんたちはチャックということがあるが、それは巾着を語源にした造語のようである。 

　ファイルの圧縮フォーマットとしてのzipはジーとは言わないが、圧縮操作中にジーーーと言えば面白いと思う。郵便番号（zip code）を触ってもジーとは言わないが、こちらはそのままでいいと思う。そんなつまらないことばかり言ってると「お前のくちチャック」と怒られそうなのでこのへんで、、、古い？