ネズミはなぜ回し車で走るのか 中島定彦
- 2026年2月11日
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以前読んだ「博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー」の中で、川上和人氏が本書と同じテーマで書かれていた。川上氏が愛した論文は本書でも紹介されている。本の主旨が異なるので単純比較するのは失礼かもしれないが、中島氏の書いた本書は様々な仮説を紹介・吟味しているのに対して、川上氏は一つの論文に絞っていて、それがいかに偏愛論文なのかを語っている。著者の筆致の影響もあって、川上氏の語りに引き寄せられる。いや、それがあったからこそ本書を手に取るきっかけになった。たくさんの仮説に翻弄させられた末に「結局、まだよくわからない」にたどり着く。こういうテーマは「ネコひねりを超一流の科学者たちが全力で考えてみた」に似たような興奮で一気読みしてしまう。
