久しぶりのNCBIからのレポート
- 2024年2月9日
- 論文紹介
NCBIでは検索ワードを登録しておくと、登録したワードがヒットしたときに該当論文をメールで知らせてくれるシステム(create alert)がある。久しぶりに検索ワードに該当する論文が発表されたというレポートが届く。登録検索ワードは『periodontitis and circadian rhythm』
レポート1は『概日周期遺伝子とエピジェネティクスの関係』に関するミシガン大学からの報告。皮膚の創傷治癒時の上皮細胞においてBmal1が働かないとヒストンのアセチル化に影響があった。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38284199/
レポート2は『歯槽骨の概日周期遺伝子発現は歯周炎でどうなるか?』をC57マウスで調べた中国からの報告。結論、概日周期遺伝子(Bmal1、Per2、Cry1)の発現は、健康なマウスではリズムがあるが、歯周炎になると消失していた。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38275089/
概日周期とエピジェネティクスに関係があり、概日周期が歯周炎で変化するのであれば、今後『概日周期、エピジェネティクス、歯周病』という三つ巴の研究報告が楽しみだ。