人はなぜ「美しい」がわかるのか 橋本治著
- 2024年12月10日
- 書籍紹介
本書はまだ読んでいないことに気づき、購入・読了。初刷りが2002年で現在15刷り。「合理的なので美しい」という論から始まったのに、途中でこれは「嘘っぱち」となる。たとえ話が花や夕焼け、青空に浮かぶ雲あたりまでは普通だが、ゴキブリや一本グソあたりから本領発揮。なぜか突然、枕草子と比較しながら徒然草を猛批判。読むというより故橋本治の思考の展開に付きあった感じ。「あとがきが良い」いや「あとがきが本文より良い」といつも感じる。