嚥下障害
- 2026年11月4日
- Monthly Essay
むせる。なんだかわからないが、、、むせる。熱~いラーメンに胡椒をたんまり振り掛けたりしているわけでもないのに、、、むせる。嚥下をするときに“どこか変なとこ”に行く。(変なとこってどこ?)嚥下障害までの病名はつかないだろうが、馬齢を重ねるにしたがって嚥下という一連の動作にシステム障害が発生するようだ。(馬も嚥下障害あるのかな~?)そもそも年を取ると身体システムの一番弱いところに障害が発生するものだ。現在、私は2番目に弱いところも、3番目に弱いところも障害発生中。どんどん“なさけない話”になっていきそうなので身体システムについては目をつぶろう。(目も弱ってきてるけど、、、)
30年以上、歯科衛生士を雇用するという立場にいると、様々なタイプの歯科衛生士に出会う。最初から優秀でスタートダッシュが良いタイプ、後になってどんどん伸びてきて最終的には人を引っ張っていけるような大器晩成タイプ。自分はどうなのかと考えると、スタートダッシュは不得意だし、かといってどんどん伸びた覚えもないので、とりあえずレースを棄権せずに地道に続けるタイプなんだと思う。(ほんまかいな?)
さて、そんないろんなタイプの歯科衛生士を見ていると一つの傾向に気づく。それは『言い訳をする歯科衛生士は伸びない』という傾向である。先輩に指摘、指導されても言い訳をするような歯科衛生士はそのうち先輩からひどく叱られるか、諦められる。叱られているうちはまだいいが、諦められて指導されなくなるとその歯科衛生士は伸びるための栄養をもらえなくなる。自助努力で成長できるタイプであればいいのだが、言い訳をするタイプはなぜか自分を育てる力が弱い。なので、結果として『言い訳をする歯科衛生士は伸びない』のである。そういう歯科衛生士に限って『私は褒められて育つタイプなんだけど』などと“ほざく”。(口が悪くてすみません!)
反対に言い訳をしない歯科衛生士はどうだろう。そういう歯科衛生士はきっと喉の奥まで言い訳という言葉が上がってきているはずである。でも、彼女たちはその言葉を口から出さない。つまり『その言葉を飲み込む』のである。たくさんの言い訳という言葉を飲み込んできた歯科衛生士は成長する。もしかしたら飲み込む言葉には栄養があるのかもしれない。いや、たいてい言葉を飲み込むようなシチュエーションでは、相手はそれを了解している。どんな言葉が喉の奥にあるのかもわかっている。それを我慢して飲み込む後輩には、愛情が注がれるのだろう。
言葉の嚥下障害がひどい人は一度自分を見つめ直した方がいいだろう。仕事に伸び悩みを感じている人や、仕事に生きがいを感じない人にはもしかしたらこの嚥下障害が関係しているかもしれない。このコラムを読んで思わずむせた人。単なる身体のシステムエラーじゃないかも。