居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書 東畑開人著
- 2025年6月29日
- 書籍紹介
臨床心理士である著者が京大大学院で博士を取って最初に赴任した施設での4年間を描いたエッセイ風学術書。「ただ、いる、だけ」で守られているアジールとしてのデイケアが、「ただ、いる、だけ」であることで収入源になるというアサイラムに落ちていく。落ちていく先では「セラピーにはお金がつきやすく、ケアにはお金がつきにくいp.320」が待っている。途中からセラピーは動的治療、ケアはメインテナンスに重なって響いた。
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臨床心理士である著者が京大大学院で博士を取って最初に赴任した施設での4年間を描いたエッセイ風学術書。「ただ、いる、だけ」で守られているアジールとしてのデイケアが、「ただ、いる、だけ」であることで収入源になるというアサイラムに落ちていく。落ちていく先では「セラピーにはお金がつきやすく、ケアにはお金がつきにくいp.320」が待っている。途中からセラピーは動的治療、ケアはメインテナンスに重なって響いた。