感謝|PEC事務局|歯科衛生士・歯科医師セミナー

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感謝|PEC事務局|歯科衛生士・歯科医師セミナー

感謝

家事をまったくしない典型的な昭和のおじさん、それが私です。脱いだ服はそのまま脱ぎ散らかすし、食事が終われば自分の部屋に直行するし、家事を手伝うそぶりすらしない最低のおじさん、それが私です。こんな私でも感謝の気持ちだけは忘れないようにしている、、、という言い訳じみたことを書いてみようと思う。

 家内がしばらく家を空けることがあった。きっとフラの修行かなにかだったと思う。当時、ハワイ島のクムフラに直接教えてもらっていた家内を応援していたので、「私のことは心配しないでフラを楽しんできて」と笑顔で送り出した。ここまでは良かったのだが、その後のことは想像すらできなかった。だって家事をしたことなかったし。

 食事はコンビニで調達できるが、洗濯は自分でしなければならない。洗濯機を触ったこともなかったので、出発前に講義を受け何度かシミュレーション。なんとか洗濯機を回せるおじさんになった。仕事から帰ってきたらまず洗濯機を回しながら、洗濯物を取り入れて畳むというリズム。家事は段取りを考えないと効率に大きく影響するということをおじさんになってから学んだ。

 当時ジムにも通っていたので、バッグにスポーツウエアやタオル、着替えなど諸々のものをセッティングしなければならない。いつもはそれも家内がしてくれていて、バッグを開けると上から使う順番にセッティングされていた。当たり前にそれを使っていたが、自分でやるとなるとこれがまったく当たり前じゃない。絶対何かを入れ忘れてたりする。特に着替えの下着を忘れたら大変だ。履いてきたものは汗でびしょびしょなので履いて帰るわけにはいかない。当然、ノー〇ン変態おじさん状態で帰ることになる。このときにはロッカールームの天井を見上げながら「いつもありがとう」とつぶやいた。これを帰ってきた家内に伝えたら、ガッツポーズをしていた。

 家内には家事だけでなく、私のセミナーの事務もしてもらっている。家事とセミナーの仕事で時間がないため、掃除は極めて短時間に集中的にしているようだ。隅々まで掃除機を当てるので、バーティカル・ブラインドの下の紐が絡まっていたり、棚の拭き掃除をした後には、棚の上に置いているモノの位置や角度が変わっている。カーテンの紐が絡まっているのも、棚のモノがいつもの状態じゃないということは、掃除をした証なので、私はここでも「いつもありがとう」と心の中で呟きながら元の状態に戻している。

 食事も張り切ってくれる。一緒に外食して美味しいものに出会ったら再現チャレンジしてくれるし、毎日動画配信などで情報収集している。いつも美味しく頂いているので、御馳走様の後には必ず「美味しかった~」と付け加えている。以前、カレーが本格的すぎたのか、私には辛すぎて食べられないことがあって、その時にはさすがに「もうちょっとマイルドなほうがいいよね」というようなこともあったが、たいてい「ごちそうさま」と「美味しかった~」はペアである。でもたまに言い忘れることもあって、そんなときには「美味しくなかった?」と聞かれてドキッとする(これ結構心臓に悪いです!)。感謝は言葉や行動で伝えることが大切ということをこの歳になって理解する昭和のおじさんでした。家事をしない言い訳にはなっていないか、、、

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