今朝届いていたJOP2023年11月号より。『歯肉縁下細菌叢における抗菌薬耐性遺伝子』に関するドイツからの報告。39人のボランティアから採取したプラークサンプルを使って19の耐性遺伝子を調べたら39人のうち26人に少なくとも一つの耐性遺伝子が見つかった。最も多くの耐性遺伝子がはびこっていたのがマクロライド（Fig.2の緑）。抗菌薬投与して「効かなかった」の背景には耐性遺伝子の存在があるかもしれないし、その抗菌薬投与がさらに耐性拡大に手を貸している可能性がある、、、ことにそろそろ気づくべきだと思う。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37254939/