歯周治療で糖尿病の合併症を減らせるか?
- 2024年4月26日
- 論文紹介
『歯周治療で糖尿病の合併症を減らせるか?』2020年のDiabetes Careより。
2009~2014年の米国国民健康栄養調査NHANESのデータを元に2型糖尿病患者さんに歯周治療をすることで合併症の発症を減少できるかを検証。糖尿病腎症、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症がそれぞれ20.5%(95%CI -31.2 -9.1)、17.7%(95%CI -32.7 -4.7)、18.4%(95%CI -34.5 –3.5)減少していた。また歯周治療で医療費が一人当たり5904ドル(95%CI -6039 -5769)削減できるという試算もされている。糖尿病合併症に焦点を当てた報告は珍しい。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31882408/