病気であって病気じゃない 尾久守侑著
- 2025年7月3日
- 書籍紹介
受診すれば「病気」なのか、診断されたら「病気」なのか、検査値が異常であれば「病気」なのか、薬を飲んだら「病気」なのか、自分でそう思ったら「病気」なのか、普通じゃないと思ったら「病気」なのか、、、病気について再考させられる。病気と健康の間には病気ではない不調もあり、二項対立的には分けられないことが多い(特に精神医学領域では)。病気だと思う裏には病気でない部分もあり、病気でないと思う裏にも病気の部分もある。なので「病気であって病気じゃない」というとらえ方を著者は提案している。次回は「健康であって健康じゃない」という論考を読んでみたい。