緩和ケアにやりがいなんて、あるんですか? 高橋有我
- 2026年7月23日
- 書籍紹介
帯に『医学書のふりをした、「人間の本」』と書かれている。『緩和ケアは治せない医療、いわば「敗北の場」に見えるかもしれない。P.192』『「緩和」というラベルを貼られた瞬間に、一人の人間としての治療の選択肢が、思考の枠外へとはじき出されてしまう現実があった。P.230』『〇〇病の田中さんではない。田中さんという人間が、〇〇病になったのだ。P.231』緩和医療専門医である著者が、自分に問いかけ、我々に問いかけながら、日々の診療をこなしている。若い時に鬱になり自殺願望が強かったことや、医師になってから自分自身が肺癌になって手術を受けるという体験も著者の血肉になっているようだ。小説のような、エッセイのような、ポエムのような、モノローグのような、、、人間の本。
