誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論 松本俊彦著|PEC事務局|歯科衛生士・歯科医師セミナー

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誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論 松本俊彦著|PEC事務局|歯科衛生士・歯科医師セミナー

誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論 松本俊彦著

アディクション臨床を専門としている精神科医が綴るエッセイ集。「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」というコピーの影響は大きく、日本では覚せい剤依存症という病気になると病院ではなく、刑務所に収容される。「この世には、よい薬物も悪い薬物もない、あるのは良い使い方と悪い使い方だけ。そして、悪い使い方をする人は、何か他の困りごとがあるのだ」という訴えは本書で何度か出てくる。「次回の診療予約をとること自体に治療的な意味があり、予約の有無こそが生ける人と死せる人を隔てるものなのだ。 p112」にはドキッとした。ステレオタイプな考え方しか持ち合わせていない人には一読をお勧めする。

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