雨の日の心理学 東畑開人著
- 2025年5月25日
- 書籍紹介
こころの状態を晴れの日と雨の日にわけて対処法を解説している。「ケアとは傷つけないことである」に対して「セラピーとは傷つきと向き合うことである」とのこと。「ケアとはニーズを満たすことである」に対して「セラピーとはニーズを変更することである」とのこと。「ケアとは依存を引き受けることである」に対して「セラピーとは自立を促すことである」とのこと。ケアする人を対象とした内容ではあるが、自分の仕事にも取り入れられそうな話がたくさん出てくる。河合隼雄氏もそうだったが、臨床心理をする人の言葉はいつも優しい。