SRPという文字が教えてくれること|PEC事務局|歯科衛生士・歯科医師セミナー

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SRPという文字が教えてくれること

あなたは奇数と偶数、どちらが好きですか?名古屋大学の小鷹研理らが学生を対象として行ったアンケートによると男性は半々だったが、女性は奇数派が三分の一、偶数派が三分の二という結果だった。これが世間一般の割合とは限らないが、とても興味深い。「女性には偶数派が多い」のかと思って、家内に聞いたら「私は奇数」と即答だった。

 さて私見かもしれないが、奇数は割り切れない尖ったイメージで、偶数は調和とバランスがあるイメージではないだろうか?だとすれば女性は波風を立てないでバランス感覚を重視しているということなのかもしれない。偶数派からみると、奇数というのは「大きな買い物袋3つを両手でどう持つか」というような“歯がゆさ”や“気持ち悪さ”を感じるにちがいない。 

 

 さて、図を見てどちらがブーバBoubaでどちらがキキKikiと思うだろうか?ほとんどの方が丸みを帯びた図形がブーバで、尖った図がキキと答える。これは国や年齢、性別にかかわらず9割くらいがそのように回答するらしい。オノマトペという擬態語を考えるときに、ブーバのような発音と図の丸みが繋がり、キキというような発音は図の尖がりが繋がるようだ。もしブーバがころがっている上を裸足で歩けばそんなに痛くないだろうが、キキの上を歩くと悲鳴を上げてしまう。きっとこれは偶数の上を裸足で歩いても痛くないのに、奇数の上を歩くと痛いということと相似形のような気がする。

 

 根面についた歯肉縁下歯石は尖っていて“キキ的”で“奇数的”だ。きっと根面上を裸足であるけば痛いような気がする(歩いたことないけど)。それをSRPで除去していく過程は“ブーバ的”で“偶数的”を目指していることになる。つまり生物学的に許容できる根面はブーバ的根面なのだ。だってキキ的根面をSRPするときの音は高くてキキ的だし、SRPが進んでいくと音が低くなってブーバ的になるではないか。そういえばSRPという文字はすべて丸みがあってブーバ的で偶数的。歯科衛生士に女性が圧倒的に多い理由がわかった気がする。ここでSRP3文字ということは伏せておく。世の中割り切れないことは多いのだ。

 

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