ペリオの世界の最初の扉です。オープンコースにしていますので、歯科衛生士だけでなく、歯科医師や歯科助手、歯科技工士にも門戸を開き医院内で情報共有できるコースになっています。歯周病学や歯周治療学の基礎を二日間で10時間しっかり講義いたします。二日間とも座学コースです。

歯周病学や歯周治療学は単独の学問分野ではなく、様々な領域が交差するとてもエキサイティングな学問です。解剖学、組織学、細菌学、生物学、臨床疫学、医療統計学、薬理学、材料学、感染症学、内科学、外科学、心理学、、、だからこそペリオ畑に迷い込むと新たな発見に興奮します。ただ、ペリオ畑が広い分、自分の中で何から積み上げていけばいいのか迷ってしまうのも事実だと思います。

歯周病学は熱心な先達が100年以上コツコツと積み重ねてきました。途中エポック・メイキングな発見やパラダイム・シフトのようなこともありましたが、すべての歯周病専門家に通底する不変の“大切なこと”があります。それがあるからこそ土台が緩むことなくさらに発展していけるのです。本コースではその“大切なこと”を継承し、その上に最新の情報をお伝えするよう心掛けています。

ペリオが苦手なあなたには「ペリオが好きになる」お手伝いをいたします。何十年もさまよってきた年季の入った“迷子”ですので、最短コースでご案内できる自信があります。コース内容は年々少しずつ変わることをご了承ください。“大切なこと”はそのままですが、そのときお伝えしたいことを盛り込みたいからです。具体的な内容は以下のとおりですが、書いてあることを講義で扱わないこともありますし、書いていないことを講義で扱うことがあります。

• 付着が分かるとプロービングがわかる
• 検査データをどこまで深く読み込むか
• 歯肉の腫れと退縮を体系的に学び直す
• SRP上達の近道とは
• 超音波スケーリングと薬液
• 口臭の科学
• 細菌学のトレンド