完全なる白銀 岩井圭也
- 2026年7月9日
- 書籍紹介
高校の夏休みに立ち寄った古本屋。そこで出会った写真集が主人公(緑里)の人生を変えることになった。アラスカのサウニケというちっぽけな島に緑里が引き寄せられる。そしてバスケットボールに興じていた島の子供たちのなかに、緑里が冬季デナリ単独登頂をするきっかけになる二人の女性がいた。日本でプロのカメラマンになった緑里が「一瞬を永遠に記録する」ため一眼レフを持参して登頂したものの、冬のデナリ前ではポケットに忍ばせていたインスタントカメラしかシャッターを切ることができなかった。登山もカメラも素人の著者が、専門家も唸る内容に仕上げたことに脱帽である。ちなみに、植村直己はデナリ登頂後の下山中に消息を絶ったとのことだ。冬になったら読もうと思っていたのに、真反対の季節になってしまった、、、
